刺身って美味しいですよね。夕飯のおかずやお酒のおつまみ、サラダに乗せたり丼にしたり、食べ方はいろいろ。刺身は生ものですから小さい赤ちゃんに食べさせないことはわかってはいるものの、一体何歳になったら食べさせても大丈夫なのでしょうか?
この記事では、子供には何歳から刺身を食べさせてもいいのか、初めてあげるなら何の刺身?酢飯はどうなの?そんな疑問にお答えします。
Contents
刺身は何歳から食べさせていいの?気を付けることは?
刺身は生ものなので、小さい子供に食べさせることに抵抗のあるお母さんやお父さんは多いと思いますが、買ってきた状態ですぐに食べられるし、骨もなく柔らかいので子供でも食べやすい食材ではあります。
しかし離乳食期の小さい子供は、消化機能も免疫も未発達なので生の海鮮類はもちろんNG。
では2歳3歳ごろになれば食べてもいいのでしょうか?
残念ながら、「〇歳になったらOK!」というような明確なものはありません。
ただ、2歳半頃になると衛生面の免疫や消化吸収能力があがります。
なので目安としては「早くても2歳半を過ぎてから」と考えていいと思います。
それでも心配なら、刺身を炙ったり軽くゆがいたりして軽く火を通すのがおすすめです。
加熱することによって多くの菌は死滅させることが出来ますよ。
3歳のお誕生日を迎えるまで待つのもありかと思います。
子供に刺身をあげるときの注意点!
小さい子供に刺身を上げるときに気をつけることは3点あります。
新鮮なものをあげる
小さな子供には出来る限り新鮮なものを食べさせてください。
鮮度も見分け方としては、
- 刺身の下に敷かれた吸水紙に赤い汁が染み込んでいないかどうかを見てみましょう。
赤い汁が染みている刺身は鮮度が落ちている証拠です。 - 白い刺身はよく見て透明感があるものを選ぶようにしましょう。
- 魚は空気に触れる部分が多いほど劣化しやすくなるので、すでに切られている刺身よりもブロック状で売っているもの(サク)を買って、食べさせる直前に切ると鮮度が保てます。
買ってきてから数日たったものや、冷蔵庫で保存していなかったものなどは食べさせないようにしてください。
一度にたくさんの種類の刺身を食べさせない
離乳食期のアレルギーチェックでも気をつけることですが、刺身を食べるときも同じです。
一度に数種類のものをあげると万が一のことがあった時に何の食材が原因か特定できなくなってしまいます。
子供の体調がいい時に
はじめて刺身を食べさせる時は子供の体調が良い時にしましょう!
体調の悪い時は免疫力が低下しているので、慣れない食材を食べるのは危険です。
特に生ものである刺身の消化は小さい子供にかなり負担がかかるので、食べさせるなら元気な時にしましょう。
子供の刺身は何から食べさせる?ダメなものもある?
では、小さい子供に初めて刺身を食べさせるとき、何からあげるのがいいでしょうか。
「寄生虫やアレルギーの心配が低い、消化がよい、噛みやすい」ことがポイントです。
ではおすすめの刺身を紹介します。
- まぐろ
- サーモン
- トロ
この3つが刺身デビューにはおすすめ。
味にクセもなく実際に子供から人気なので、気に入ってくれるはずですよ!
小さな子供に食べさせたくないお刺身は?
イカの刺身のような噛み切りにくいものは窒息の危険があるので避けた方が良いです。
魚卵、生の青魚、貝類、イカ、タコ、エビ、カニは小さい子供には不向き。
これらは他の刺身に慣れてからにしましょう。
また、食中毒のリスクが高いものも避けた方が良いです。
刺身による食中毒は刺身についている菌や寄生虫によって引き起こされます。
有名な寄生虫の一つにアニサキスがありますが、サバ、カツオ、サンマ、アジに寄生していることがあります。
さらに、エビ、カニの甲殻類と同様サバはアレルギー特定原材料27品目にも含まれるので注意しましょう。
酢飯は何歳から食べさせていいの?
ここまで刺身についてお話しましたが、お寿司やちらし寿司には欠かせない酢飯は、何歳から食べさせてもいいのでしょうか。
酢飯を作るときに使う材料は、一般的に砂糖、酢、塩です。
どれも赤ちゃんが食べても問題ありません。
酢飯も刺身と同じで「〇歳からOK」という決まりはないですが、1歳を過ぎたあたりに食べさせる人が多いみたいです。
しかし、酢の味が強くてすっぱいものなどは子供の舌には刺激的なので控えた方が良いかもしれません。
まとめ
刺身は生ものなので、免疫力や消化機能が発達してくる2歳半以降に少しずつ食べさせるのが安心です。
デビューにおすすめなのは、マグロ、サーモン、トロ。小さく切ったり少し火を通りたり、子供の様子を見ながら工夫して食べさせてみて下さい。
酢飯は、ご飯なので1歳を過ぎてからあげる人や、1歳前にあげる人もいるそうです。体に害はないので、1歳前後なら食べさせても大丈夫です。
家族みんなで刺身やお寿司が楽しめると嬉しいですよね。