料理のあれこれ

うなぎの骨が気になるときの対処法! 柔らかくする方法や小骨の取り方とは?

うなぎは美味しいですが小骨が多い事で知られています。
うなぎを買ったら思ったより骨が気になってしまった時はどうしたらいいのでしょう?
ここではそんなうなぎの骨が気になるときの対処法や骨を柔らかくする方法、小骨の取方をご紹介します。

うなぎの骨が気になるときはどう対処する?!

うなぎの骨が気になる時は、加熱調理し骨を柔らかくすることをお勧めします。

うなぎの飲食店では、うなぎを蒸したり、焼いたりすることで骨を柔らかくして、骨を取り除かなくても食べられるようにしてあります。その方法を自宅でも取り入れましょう。

時間がある場合はうなぎを一度冷凍するのもオススメです。

そしてうなぎの身に対して、垂直方向に2、3ミリ間隔で皮を切らない程度の深さまで切り込みを入れてから調理すると良いです。

うなぎの骨の少ないものの選び方!

また次回からは購入時に骨の少ないものを選ベルよう見分け方をのせます。

  • 天然より、養殖もの。
  • お腹の部分の幅が厚みがあるもの。
  • うなぎの表面にある穴や線が多くあるもの。
    (穴や線は骨を取った跡なのでよく処理されている証しなんです。)

是非参考にしてみて下さいね。

うなぎの骨を簡単にやわらかくする方法は?

お家で食べる際の骨を柔らかくする方法はいくつかご紹介します。

圧力鍋で加熱する方法

圧力鍋でうなぎの骨をやわらかくするやり方

  1. 圧力鍋に水を入れ蒸し器をセットする。
  2. 水が沸騰したら、クッキングシートにうなぎをのせて圧力鍋に入れる。
  3. 圧力をかけピンが上にいったら火を止める。
  4. ピンが完全に下がったらフタを開ける。
  5. 香ばしさを出したい場合はこの後魚焼きグリルにアルミホイルを敷いて3分間弱火で焼くと完成。

フライパンで加熱する方法

蒲焼きの場合と白焼きの場合で少し方法が違います。

蒲焼きの場合

【材料】
うなぎ1枚、水40cc、酒100cc、うなぎのタレ適量【作り方】

  1. うなぎがそのまま入るフライパンを用意する。水と酒を入れ火にかける。
  2. うなぎの身の方を上にして、弱めの強火で40秒加熱する。
  3. うなぎをひっくり返して水分がなくなるまで加熱する。
  4. タレを加えて完成。

白焼きの場合とそれを蒲焼きにする場合

【材料】
うなぎの白焼き4枚、料理酒大さじ2、みりん大さじ3、砂糖大さじ3、醤油大さじ3、だしの素適量、山椒適量【作り方】

  1. フライパンにキッチンペーパーを引き耐熱皿をのせうなぎの白焼きを入れる。
  2. フライパンに水を2㎝くらい入れてフタをし、強火で4分間火にかける。
  3. 全ての調味料を合わせて混ぜる。
  4. 耐熱皿を取り出し、フライパンの水を捨てる。
  5. フライパンに耐熱皿に残った水分と合わせた調味料、うなぎの白焼きを皮目を下にして入れ煮詰めていく。
  6. 崩れないよう注意しながらひっくり返す。
  7. 少し煮詰めて完成。

お茶で煮る(緑茶、烏龍茶、無糖の紅茶のどれかを使う)方法

【材料】
うなぎの蒲焼き1枚、ペットボトルのお茶適量、うなぎのタレ【作り方】

  1. フライパンにうなぎをのせる。
  2. うなぎの暑さと同じくらいまでお茶を注ぐ。
  3. お茶がなくなるまで煮る。
  4. うなぎのタレをかけて完成。

炊き込みご飯にする方法

【材料】
米3合、うなぎの蒲焼1枚、うなぎのタレ80cc、卵2個(お好みで錦糸卵用)、山椒適量【作り方】

  1. お米を研いで30分間ざるにあげ水切りする。
  2. 炊飯器に米、うなぎのタレを入れ、水3合分の線まで入れて、少しかき混ぜる。
  3. うなぎを適当な大きさに切り入れ普通炊飯する。
  4. 炊き上がったら全体を混ぜて10分程度蒸らして完成。

お好みで錦糸卵をのせてください。

ひつまぶしにする方法

【材料】
うなぎの蒲焼1枚、米2カップ、料理酒30cc、うなぎのタレ125cc、水200ccと1カップ、だし汁(鰹出汁、昆布だしの素各小さじ1、醤油小さじ1、酒大さじ1、みりん大さじ1、塩少々、水400cc)、お好みの薬味
【作り方】

  1. 米は研いで30分間ざるにあけ水を切っておく。
  2. 圧力鍋に料理酒、うなぎのタレ、水200ccと1カップ入れる。
  3. うなぎを1cm幅に切り米の上に並べる。
  4. 強火にかけ、ピンが回ったら弱火で5分加熱し、火を止め自然冷却する。
  5. だし汁を小鍋で煮立たせる。
  6. 圧力鍋のピンが下がってからしばらく蒸らして完成。

うなぎのタレの作り方

うなぎを柔らかくする方法でうなぎのタレを多く使う場合がありますが、市販の鰻を買った時などそれほどたれが付いてない時ってありますよね。

うなぎのタレが足りない時は自分で作ってしまえば良いです。

うなぎのタレ

【材料】

  • 辛めのもの
    醤油100cc、みりん150cc、ざらめ80g(砂糖で代用する場合は100g)、酒50cc
  • 甘めのもの
    濃口醤油200cc、みりん250cc、ざらめ100cc、水飴50cc、酒100cc

【作り方】

  1. 酒とみりんを沸騰させアルコールを飛ばす。
  2. 全てをいれて弱火で煮ていく。
  3. 好みの味まで煮詰まったら完成。



うなぎの小骨の取り方って簡単なの?

うなぎの小骨の取り方は簡単ではありません。

小骨を食べると、口の中や喉に刺さってしまうととてっも大変ですよね。
ご飯や水をたらふく口にいれて一緒に飲み込もうと躍起になったことがあります。

方法としては、ピンセットで1本ずつ抜くという大変で地道な作業になってしまいます。
熟練された職人でもうなぎの小骨を抜ききるのは難しいそうです。

そしてもしも誤って小骨が喉に刺さってしまた場合は、耳鼻咽喉科を受診しましょう。

まとめ

うなぎは完全に骨を取ることは難しいです。

なのでうなぎの骨を柔らかくするために、様々な方法で加熱するのがおすすめです。
特にオススメは 圧力鍋を使用した方法です。圧力鍋なら、通常よりも沸点をあげて高温調理ができるため、骨まで柔らかくなります。

ちょっと小骨が気になるなという場合はぜひやってみてください。