チョコレートを長期保存する時、冷凍保存ができるのか気になりますよね。せっかく美味しいチョコが冷凍して品質が落ちて美味しくなくなったら嫌ですもんね。
ここでは、チョコレートを冷凍庫保存すると品質や賞味期限がどうなるか、冷凍しても美味しく食べられるかをお伝えします。
Contents
チョコレートを冷凍すると品質はどうなるの?
チョコレートには、冷凍すると品質が変わってしまうものがあります。
しかし、その中でも冷凍保存が可能なチョコレートがあります。それは、牛乳や生クリーム、ジャム等が含まれているものは冷凍可能です。
- ボンボンショコラ
- 生チョコ
- トリュフ
板チョコレートはどう?
板チョコレートは冷凍庫保存には向きません。
板チョコはスーパーにて常温で売られています。そのことからも、高温多湿の場所を避けて保存すれば、常温で保存することができます。
また、板チョコは賞味期限が長いため、冷凍庫で保存する必要はないと思われます。
しかし、一度開封したものや、夏場に常温で置いておくのが気になる人もいると思います。その場合は、後で紹介する方法を元に、一度冷凍保存にもチャレンジしてみてください。
チョコレートを冷凍したら賞味期限はどのくらいなの?
チョコレートを冷凍保存した場合、1ヵ月を目安に食べるようにしましょう。
冷凍しても、味は劣化していくためです。市販のチョコレートには、冷凍保存した場合の賞味期限も載っている場合があります。チェックしてみてください。
専門店で買った場合は、店員さんに聞くと教えてもらえますので、聞いてみるのもいいと思います。
チョコレートを冷凍するとおいしいの?冷蔵との違いは?
ボンボンショコラや生チョコ等、冷凍庫保存に向いているものは、冷凍してもおいしく食べられます。冷凍する場合は、保存方法を間違えず、上手に保存してください。
冷凍庫保存する場合
まず、チョコレートは臭い移りしやすい食べ物です。そのため、冷凍庫の臭いが移らないよう、工夫をする必要があります。
- 箱ごとラップでぐるぐる巻きにする2
- ジップ付きビニール袋又は、タッパーに入れ密封する
- 冷蔵庫へ保管(温度変化を最小限にするため)
- 冷凍庫へ移して保管
冷蔵庫や、冷凍庫の臭いは本当に移りやすいため、何重にも密封してください。
冷蔵庫で保存する場合、野菜室の方が常温との温度変化が少ないです。そのため、野菜室に入れたのち冷凍庫へ保存すると、より品質の保たれた状態で凍らすことができます。
解凍方法
冷凍保存しているチョコレートを解凍したい時は、前日から冷蔵庫へ移して、解凍するのがおすすめです。
冷蔵庫へ移してゆっくり解凍する理由としては、温度差による結露が付着するのを最小限にするためです。
結露ができてしまうと、結露に含まれている水分により、カビの原因になってしまいます。
そうすると、チョコレートの風味が落ちてしまいます。品質が落ちるのを防ぐために、冷蔵庫に移してゆっくり解凍してください。
冷蔵庫保存すると品質はどうなるの?
トリュフや生チョコ、ボンボンショコラ等、生クリームや牛乳、ジャムを使っているものは冷凍保存してください。
また、期限内に食べられそうであれば冷凍庫保存ではなく、冷蔵保存がよいでしょう。
一度開封をしたものや、夏場の常温保存は気になるため、そういう場合は冷蔵庫や冷凍庫で保存してください。
冷蔵庫の中でも、できるだけ常温との温度変化が少ない、野菜室での保管が推奨されています。冷蔵庫保存は、冷凍庫での保存と同様に、チョコレートへの臭い移りを避ける必要があります。
ラップで巻いたり、チャック付きポリ袋を使ったりして、保存するようにしてください。
食べるときのポイントは、冷蔵庫から出して密封状態で10-30分ほど常温に戻すことです。こうすることで、品質が損なわれず、おいしく食べることができます。
- 結露による品質の劣化を防ぐ
- 常温に戻ることで、チョコレートの本来の風味やなめらかさが戻る
品質管理の仕方を間違えてしまうと、チョコレートの表面に白いものが出てきます。
これは、シュガーブルーというもので、チョコレートに含まれる糖分が分離してしまった状態です。食べても問題はありませんが、本来の味は損なわれてしまいます。
冷蔵庫から取り出してすぐに封を切ってしまうと、室内の湿気とチョコレートとの温度差によって、シュガーブルーができやすくなります。
そのためにも、冷蔵庫から出してもすぐ封を切るのではなく、常温に戻してから開けるようにしましょう。
まとめ
チョコレートを冷凍することで品質が落ちるものがあるので、冷凍する場合は注意が必要です。
またチョコレートは、温度差に弱く、結露を作らないことがポイントです。冷蔵・冷凍保存する際は手間ではありますが、チョコレートをおいしく保存できるように、手をかけてあげてください。
せっかく買ったのにシュガーブルーが出てしまい、おいしさが半減してしまった、ということがないようにしましょう!