マテ貝は皆様見たことがありますでしょうか?
細長くてちょっと見た目がグロテスクなのですが、あんな姿で二枚貝の一種なのです。
食べるのに抵抗があるという方も少なくはないと思います。
ですがなんと?!
最近では、マテ貝の捕獲方法が面白いとYouTubeなどでも取り上げられていたりひそかにブームになっているようです。
ここではそんなブームになりつつある、マテ貝の旬や潮干狩りに適した時期や捕獲方法をご紹介させていただきたいと思います。
マテ貝の時期はいつなの?潮干狩りのおすすめの場所は?
まずは、マテ貝の旬や潮干狩りにうってつけの時期をお教えしたいと思います。
マテ貝の旬の時期は産地の違いで少しずれがあるのですが、大体の旬の時期は「春~秋」になります。
近年マテ貝の数は激減しているようで、マテ貝を専門として漁をする人もあまり多くはなく、さらにマテ貝は輸送に強くないことからほとんどが産地内で消費されています。
マテ貝のおすすめ潮干狩りスポットは?!
ちなみに、マテ貝の主な産地は、熊本県、三重県、山口県、愛知県の5県です。
今回はこの4県の潮干狩りおすすめの場所を見ていきましょう!
☆熊本県☆
住所は:熊本県宇土市長浜町508番地5
開催期間は、3月中旬~6月下旬
入場料金は、大人(高校生以上)が1,000円 子供(小学生以上)が500円
幼児は無料となっています。
年によっては不漁のこともありますので1度確認されてから潮干狩りに行くといいですね!
☆三重県☆
住所は三重県津市香良洲町1878
開催期間は3月~8月下旬です。
利用料無料!
☆山口県☆
住所は山口県山陽小野田市埴生中市
開催期間は通年です。
利用料金は、大人500円 子供300円です。
☆愛知県☆
住所は愛知県西尾市吉良町吉田須原112
開催期間は、4月~6月ごろ
利用料は大人(中学生以上)1,500円 子供は小学生4~6年生が800円
小学校3年生以下は無料です。
潮干狩り場によっては熊手の大きさや持ち帰れる重量などがルールとして決まっているので
気を付けましょう!!
道具は、貸し出しをしているところが多いですが、利用者が多い日だったりすると数にも限りがありますので、できる限り持って行った方がいいかもしれませんね!!
マテ貝掘りで必要なものは?
先ほど道具はできる限り持って行っていたかいいと書きましたが、ではいったい何を用意していたら良いのでしょうか??
マテ貝掘りには通常の潮干狩りに持っていくものとほぼ同じです。
マテ貝掘りで準備しておくもの
熊手・バケツ・網・発泡スチロール・クワ・塩
熊手やクワは、砂を掘るために使います。
バケツや網は掘ったマテ貝を一時出来に入れておくために使います。
発泡スチロールは家に持って帰るときにマテ貝を入れておくのに使うと楽ちんです。
そして!マテ貝の捕獲に必須の塩!!
マテ貝の捕獲補法は、他の貝と違い掘って探していくのではないのです。
ここでマテ貝の捕獲方法をお教えしますね!!
マテ貝は内湾の干潟に深く潜って隠れています。
- 捕獲するときは熊手やクワで砂の表面を10㎝ほど堀り、1, 2㎝の穴を見つけたらその穴の中や周りに塩を入れます。
- マテ貝が穴から逃げ出したところを逃げられないようにつかんでゆっくりと引き抜くのです。
逃げられないようにつかむって?と思うかもしれませんが、穴からひょこっと出てきたかと思うと、何かを察したかのようにすぐまた穴の中に引っ込んでなかなか出てこなくなってしますのです。
マテ貝掘りにはまるポイントはこのあたりにありそうですね!
マテ貝捕獲用に必須の塩袋でもっていっても使いにくいと思いますので口が細くなっている容器に入れ替えて使うと使いやすいですよ!
例えばハンバーガー店に置いてあるケチャップやマスタードの容器やお好み焼き店にあるマヨネーズの容器もいいと思います!
マテ貝が塩を入れるとでてくるのはなぜ?
そもそもですが、なぜマテ貝は塩に反応して穴から出てくるのでしょう?
簡単に言うとナメクジに塩をかけたら死んでしまいますよね?
それと似ています。
貝類は、浸透圧の変化に強くありません。
マテ貝は海に生息していますのでナメクジと比べると断然塩分に強いです。
だけど、細胞の中の塩分の濃度が高くなりすぎると、細胞の中の浸透圧が高くなってしまい、栄養などを吸収することができなくなりやがて死んでしまいます。
なので、身の危険を感じマテ貝は逃げ出そうとして、もしくは侵入してきた塩を取り除こうと穴の中から飛び出してくるのです。
ひょこっとでてくる様は私たちからすると面白いですが、マテ貝にとっては決死の行動だったのですね。(面白いって言ってごめんよ・・・)
まとめ
これからも、マテ貝掘りにはまってしまう方が増えてきそうですね。
マテ貝の旬である春~夏が今から楽しみです!
主にマテ貝が取れる場所は熊本県、三重県、山口県、愛知県!
砂浜巡りをしてみると意外な穴場を見つけることができるかもしれませんね!
マテ貝掘りで塩を使うのはマテ貝の塩分濃度を調整したり過度の塩分から逃げるためにひょこっと飛び出してくる習性を利用するからです。
取ったマテ貝はきちんと調理しておいしくいただきましょう!!